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犬インスタの「飼い主報告」にモヤモヤ?共感と解決策

こんにちは、犬を愛してやまない40代の会社員です。毎日癒やしを求めてチェックしていた大好きなワンちゃんアカウント。ところが、ある日突然、キラキラした結婚報告や妊娠報告の投稿が目に入ってきて、「あれ? 私が見たいのは犬なのに…」と、なんとも言えないモヤモヤを感じてしまう。そんな自分に「冷たいのかな?」と罪悪感を抱きながらも、やっぱり犬の写真や動画が見たい!と心のどこかで叫んでいる…。私もまさにその一人でした。

なぜ、こんな現象が起きるのでしょうか? SNSマーケティングに詳しい友人、美咲さんにこのモヤモヤを打ち明けました。「ねえ、美咲。私ってひどいかな? 犬のアカウントなのに、飼い主さんのプライベートな報告ばかりになって、正直、がっかりしちゃうの」

美咲さんは私の話をじっと聞いてから、優しくこう言いました。「ああ、それ、よくある話だよ。フォロワーは純粋に犬のファンだけど、飼い主さんにとっては、インスタは『自分』を表現する場所でもある。フォロワーが増えれば、人生の大きなイベントを共有したくなる心理も働くんだよ」

私「なるほど…でも、私みたいに『犬だけが見たい』って思ってる人って、少数派なのかな?」

美咲さん「そんなことないよ。むしろ、犬が目的でフォローしてる人の方が多いからこそ、期待とのギャップでモヤモヤするんだ。個人的な話題の方がアルゴリズムで拡散されやすい傾向もあるしね」

この言葉に、私は「私だけじゃなかったんだ…」と救われた気がしました。

美咲さんの話を聞く前は、本当に孤独でした。可愛いワンちゃんたちの日常に癒やされたくて、いくつものアカウントをフォローしました。朝起きてまずインスタを開き、満面の笑みで走り回る柴犬、ソファで眠るトイプードル…彼らの姿は、日々のストレスを忘れさせてくれる最高のビタミン剤でした。

しかし、ある日、タイムラインにエコー写真が。「ご報告」と題された長文のキャプションは飼い主さんの妊娠報告でした。おめでたいことなのは重々承知です。でも、私の心は「犬は…?」という言葉でいっぱいになりました。

その後も、結婚式の前撮り写真、新居の紹介、赤ちゃんの誕生報告…次々と飼い主さんの人生の節目が投稿されるたびに、私のタイムラインは犬の姿が減り、代わりに飼い主さんのプライベートな写真が増えていきました。「このアカウントは、もう犬専用じゃないんだな…」そう悟った時、なんとも言えない寂しさと、期待を裏切られたような気持ちが押し寄せました。「もうダメかもしれない…こんなにモヤモヤするなら、見ない方がいいのかな。でも、あの子たちの成長を見守りたいのに…」そんな葛藤で、インスタを開くのが少し億劫になっていました。

美咲さんは、そんな私の複雑な気持ちを理解してくれました。「君の気持ち、すごくよくわかるよ。ユーザーが求めるものと、発信者が届けたいものの間にズレが生じるのは、SNSではよくあることなんだ。でも、それを解決する方法はいくつかあるよ」

美咲さんが教えてくれたのは、まず「アカウントの目的」を再確認することの重要性でした。「犬のアカウント」と一言で言っても、純粋な愛犬の記録もあれば、インフルエンサーとして自分のライフスタイル全体を発信したい人もいる。その違いを理解することが第一歩だというのです。

さらに、美咲さんはこう続けました。「あとは、インスタグラムの『ミュート機能』や『フォロー解除』を躊躇しないこと。これは決して冷たい行為じゃない。自分の心地よい空間を作るための、大切な自己防衛策なんだよ。そして、本当に犬に特化したアカウントを見つけるコツもいくつかあるんだ」

美咲さんのアドバイスを受け、私は具体的な行動に移しました。

  • アカウントの意図を見極める: 新規フォロー時は、過去投稿を遡り、犬の登場頻度やプライベート投稿の有無を確認。プロフィールに「ライフスタイル」とあれば、個人的な投稿も多いと判断する目安に。
  • ミュート機能を活用する: 飼い主さんの投稿が増えてきたアカウントは、思い切ってミュートしました。フォローは継続されるので、完全に縁が切れるわけではありません。
  • ハッシュタグ検索を徹底する: 「#犬のいる暮らし」「#いぬすたぐらむ」「#〇〇犬(犬種名)」など、具体的なハッシュタグで検索し、犬だけの写真や動画を専門に投稿しているアカウントを探しました。すると、驚くほど多くの「犬オンリー」アカウントが見つかったのです。
  • ニッチなコミュニティに参加する: 特定の犬種やテーマに特化した小さなコミュニティアカウントを見つけ、そこから新しいアカウントを発掘。

これらの行動を通じて、私のインスタグラムのタイムラインは、再び可愛いワンちゃんたちで溢れるようになりました。以前のようなモヤモヤは消え去り、純粋に犬の魅力に浸れる喜びを取り戻したのです。

あなたのインスタ、ビフォーアフター

項目以前の状態改善後の状態
感情モヤモヤ、罪悪感癒やし、充足感
TL内容犬と飼い主プライベート混在犬の投稿が中心
行動我慢、悩むミュート、厳選、検索

犬インスタに関するよくある質問

Q1: フォロー解除するのは冷たい行為ですか?

A1: いいえ、決して冷たい行為ではありません。自分の心地よいSNS環境を整えるための健全な選択です。SNSに詳しい友人美咲さんによると、「自分の時間をどう使うか、何を見て心地よく感じるかは、個人の自由。無理に我慢する必要はない」とのことです。

Q2: 犬オンリーのアカウントを見つける良い方法はありますか?

A2: 具体的な犬種名+「専門」「オンリー」などのキーワードで検索したり、特定の犬種コミュニティのハッシュタグを辿ったりするのがおすすめです。犬グッズを紹介しているアカウントなども、犬の投稿が中心であることが多いです。

心地よい「犬インスタ」を、あなたの手で取り戻す

犬の可愛さに癒やされたい一心でフォローしたインスタグラムアカウント。それがいつの間にか飼い主さんの個人的な報告で溢れてしまい、複雑な気持ちになるのは、決してあなただけではありません。私自身も「私って冷たいのかな?」と悩んだ時期がありましたが、SNSに詳しい友人美咲さんとの会話を通じて、そのモヤモヤの正体と、自分らしい解決策を見つけることができました。

大切なのは、自分の「見たい」という気持ちを尊重し、インスタグラムという空間を自分にとって心地よい場所にデザインし直すこと。ミュート機能を活用したり、より犬に特化したアカウントを探したりするだけで、あなたのタイムラインは再び、愛らしいワンちゃんたちの笑顔で満たされるはずです。今日からぜひ、あなただけの「犬だらけの理想のインスタ」を取り戻してみませんか?

この記事を書いた人

田中 恵 | 40代 | 愛犬家、共感型webライター

愛犬のチワワ「ココア」と暮らす中で、SNSとの向き合い方に悩んだ経験を持つ。同じようなモヤモヤを抱える人々の心に寄り添い、具体的な解決策を提案する記事執筆を得意とする。読者が「自分だけじゃない」と感じ、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなるコンテンツを追求している。